Sewing Feelings

物語の感情の変遷を可視化することで、感情の糸が空間を縫い合わせる

Sewing Feelings

Sewing Feelingsは、物語における感情の起伏を立体的に可視化することを試みたプロジェクトです。物語を読む時、私たちは文章ごとの感情の機微を捉え、その流れを追いかけます。本プロジェクトは『こうした「物語の流れ」を可視化することができるとすれば、それはどんな形をしているだろうか?』という問いから生まれました。

 AIを利用し、文章における喜怒哀楽などの感情の大きさを算出する「感情分析」という手法を利用すると、一冊の小説における文章ごとの感情の変化を「感情値」として取得することができます。本プロジェクトでは、この「感情値」のデータを立体的にプロットすることで「物語の流れ」を可視化しています。

 通常きわめて個人的で、目で見ることができない「物語の流れ」が可視化されるとき、私たちの読書体験はどのように変容するのでしょうか。


Concept/Interaction desgin:Futa Takezawa

Visualization/Programming:Ryu Ishizuka,Asuka Morita

Hardware design:Arata Mukunoki